【ツレがうつになりまして。】から学ぶ人生観
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ツレがうつになりまして。をAmazonプライムでたまたま発見したので鑑賞してみました。感想はとても心が温かくなる素敵なお話でした。
あらすじ
バリバリのサラリーマンだった夫、通称ツレ(堺雅人)がある日突然うつ病にかかってしまいます。原因は務めていた会社によるストレスだったため妻・晴子はツレに退職を迫る。
会社を辞めたツレは徐々に体調を回復させていくがやはりうつ病はそう簡単には回復しない。
そんな2人がうつ病と戦っていくリアルな生活を赤裸々に描いた作品である。
【うつ病】という病気
映画にこんなシーンがある。
ツレの家族が家に訪れて「男は一家の大黒柱なのだからしっかりしないといけない」と語りかける。
当然この後にツレは自分は情けない人間だ。とおちこんでしまう。
うつ病という病気の名前が浸透していくばかりで、どういった症状なのか、患者とはどのような接し方をするのがいいのか、という点を理解できている人はそう多くはないと思う。
うつ病はだれでもかかる病気であり、かかった本人がダメな人間だから、なんてことはない。しかし周りの人間は「頑張れ」と患者の心を土足で踏みにじってしまう。
これはうつ病とはどんな症状なのかを学ぶのにふさわしい映画である。
夫婦のあり方・家族のありかた
私は正直にあの夫婦が羨ましい。素敵だなと思った。
ツレは会社を辞めたためずっと家にいるようになる。
会社をやめれば世間体・お金など沢山の問題が生じる。
しかし2人で過ごしている時間・家族の時間こそ本当に大事で価値のある時間なのではないかと思う。
うつ病という病気にかかってしまい、生活もガラリと変化したが病気になった事により2人がお互いの存在の大切さを再認識でき家族の時間を大切にできるのなら意味は十分にあるのではないかと思う。